Part2:品質って何?

穂乃果「バグについては分かった気がするけど、品質っていうのはどういうことなのかな?」
花陽「は、はい。花陽、調べてきました」
穂乃果「おおっ、じゃあ花陽ちゃん、よろしくっ!」


花陽「品質とは価値です」
ことり「あれ、バグがないこと、とかじゃないんだ?」
花陽「それは品質の1つの側面です。使う人にとって価値の高いシステム、それが品質の良いシステムなのです」
穂乃果「おー、なんかかっこいい!」

花陽「品質は大きく分けてプロダクト品質とプロセス品質があります。製品そのものの品質と、それを開発・提供する過程の品質だね」


プロダクト品質

花陽「プロダクト品質は、『当たり前品質』と『魅力的品質』に分かれます。当たり前品質は、それが満たされていないと不満を感じるものです」
穂乃果「ふんふん、例えば?」
花陽「何も操作しなくてもブルースクリーンで落ちるOSは・・・」
ことり「花陽ちゃん、WindowsMeの悪口はそこまでっ!」
穂乃果「な、何それ・・・」
花陽「ま、まあ、OSみたいに重要なソフトウェアは安定して動くのが当たり前品質、です」

花陽「一方、目の付け所がシャープな会社の萌え声で喋るロボット掃除機は・・・」
ことり「バイト先のメイドカフェでほしい!」
穂乃果「あれ面白いよね!なんか技術力の無駄遣い(いい意味で)って感じで!」
花陽「掃除機としての性能は他と変わらなくても、顧客に高い価値を届けている、これが魅力的品質です・・・たぶん」

プロセス品質

花陽「プロセス品質は、『作業品質』と『企業倫理』に分かれると言われています」

花陽「作業品質は、作業工程の品質が確保されているか、作業のやり方は正しくて効率的で安全か、みたいな尺度です」
穂乃果「直接見えないところも品質なんだね」
花陽「作業の質が高ければ、品質のいい製品を安定して生産できますから」
ことり「真姫ちゃんのボーカルレッスンとか、絵里ちゃんのダンスレッスンとかがあるから、本番でも質の高いパフォーマンスができるんだよね」

花陽「企業倫理は、有機栽培のお米とか合鴨農法のお米みたいに環境に優しい素材作りで社会貢献するとか、ブラックな経営をしないとか、そういうことです」
ことり「いくら安くて便利そうな商品があっても、名だたるブラック企業の作ったものだと買いたくないよね~」
穂乃果「う、うちの店はブラックじゃないと思いたい・・・」
ことり「お盆と年末年始になると近所の未成年者をつかまえて無償労働を強いるブラック和菓子屋・・・」

品質特性

花陽「品質ってこんな感じなんだけど、これだと漠然としすぎて何をどう計測して管理すればわかんないよね」
ことり「何となくよくできてるかな、とか、そんな感じの評価しかできないね」
花陽「なので、品質特性というのがあります。これも、数値管理に直結するものじゃないんだけど、さっきの話よりは具体的に、どういうことを考慮すればいいのか整理したものです」

  • 利用時の品質
    • 有効性
    • 生産性
    • 安全性
    • 満足性
  • 内部品質と外部品質
    • 機能性
    • 信頼性
    • 使用性
    • 効率性
    • 保守性
    • 移植性

穂乃果「いっぱいあるよう・・・」
花陽「これはISO9126-1っていう規格による分類で、ソフトウェアの品質を整理したものです」

花陽「利用時の品質って言うのは、ソフトウェアを実際に使ったときの価値の評価尺度。内部品質と外部品質は、ソフトウェアがどう作られているかの評価尺度、ってとこかな」
穂乃果「それが分かれてるの、作り方がばっちりでも使ってみたら満足できない、みたいなことがあるっていうこと?」
花陽「あるところにラブライブ!大好きな人がいて、その人がアイマスを見たところ、コンテンツの質の高さは認めつつ、求めているのはこれじゃない、と思ったとかなんとか・・・」
ことり「なんかそれ、生々しいね・・・」
花陽「あ、あくまでも例え話です・・・」
穂乃果「でもわかったよ!完璧なものが皆から愛されるとは限らないってことだよねっ!」
花陽「はい。だからこそ、隙のないA-RISEじゃなく発展途上のμ’sを選んでくれる人がいるんです」

花陽「ちなみにその人はデレマスはお気に召したそうで」
ことり「花陽ちゃん、誰推し?」
花陽「みくにゃんかな、えへへ」
ことり「ことりは、渋谷凛ちゃんがいいと思うな~」
穂乃果「それもう例え話じゃないよね?」

花陽「細かい項目は全部詳しく説明すると長くなっちゃうから、簡単に説明していくね」
穂乃果「はーい」


利用時の品質

花陽「有効性は使う人がちゃんと目的を達成できるか、生産性はそのためにかかる手間とかお金とかが少なくてすむか」
ことり「まずは役に立たないと仕方ないってことだね」
花陽「安全性は言葉通り、使っても危なくないか。満足性も言葉通り、使ってよかった、って思えるかどうか」
穂乃果「ここまでが利用時の品質、ってことは使う人にとっての品質だよね。言われてみると、何か買うときとかは考えてたかも」


外部品質と内部品質

花陽「機能性は、必要な機能が揃っているか。信頼性は、間違ったり止まったりせずに動くか、です」
ことり「品質っていうと信頼性みたいなイメージがあるけど、それだけじゃないんだね」
花陽「はい。あくまで、信頼性はいろんな特性のうちの1つなんです」

花陽「使用性は、覚えやすさ。分厚いマニュアルとか読むのいやだよね」
穂乃果「わかるわかる!眠くなっちゃうからねー、携帯のマニュアルとか読んだことないよ」
ことり「穂乃果ちゃんは、必要なマニュアルも読まないから・・・」

花陽「効率性は、性能かな。短い時間で処理が終わるとか、そういうのです」
穂乃果「Webアプリとかでぐるぐる回ってるやつ、見てるといらいらするよねっ」
ことり「タッチパネルで操作してても、付いてくるのにちょっと間が空いたりするととさかに来るよね~♪」
花陽(と、とさか・・・!? っていうか、ことりちゃんって怒るんだ・・・)
穂乃果(そういえばことりちゃん、この前海未ちゃんを激詰めしてたという情報が・・・)

花陽「保守性は、新しい機能を追加しやすいか、壊れたときに直しやすいか、です」
穂乃果「うーん、たしかに、壊れたら直せません!とかだと困るな-」
ことり「新しい機能が追加されるのにいつも時間がかかるようだと、飽きてきちゃうかも」

花陽「最後、移植性は、ある環境から他の環境へ移植がしやすいかです。WindowsからLinuxとか、AndroidからiOSとか」
ことり「最近は複数の環境で同じソフトウェアをリリースすることも多いもんね。この前のデレステみたいにAndroidとiOSでリリースタイミングに差があると騒がれちゃう」
花陽「それに、PC-98の名作ゲームをDOS/Vに移植する需要はまだまだ、あの名作シミュレーションから花陽たちにはまだ早いあんなゲームまで・・・」
穂乃果「花陽ちゃんの言ってることがわからないよ!」

花陽「なんか難しくなってきちゃったけど、品質っていうのはただちゃんと動くってだけじゃなくて、いろんな見方があるの、分かったかな?」
穂乃果「穂乃果、ちょっと甘く見てた気がするよ~」
ことり「すごくいろんなこと、考えないといけないんだね・・・」


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