Part5:テストタイプ

穂乃果「不本意ながら穂乃果の番だね」
ことり「不本意なら別にいいよ。学校がどうなるかはわからないけど」
穂乃果「ううっ、理事長の娘に音ノ木坂学院を人質に取られてるよ~」

穂乃果「今回はテストタイプ、テストの種類ってどんなのがあるのかな、っていう話だよっ!」
花陽「今まではプロセスの話で、具体的な手法の話じゃなかったよね」
穂乃果「テストタイプは大きく分けて、機能テスト、構造テスト、非機能テスト、変更部分のテスト、があるんだ」


機能テスト

穂乃果「機能テストが一番わかりやすいかな。システムの機能が仕様通り動くかのテストだよ」
ことり「テストっていうと、機能がちゃんと動くか、ってことだと思っちゃうけど、これが4つのうち1つってことは他にもあるってことなんだね」
穂乃果「花陽ちゃんが説明してくれた品質特性を網羅するには、機能テストだけじゃ足りないんだよ」
花陽「たしかに、動けばいい、っていうものじゃありませんから・・・」


構造テスト

穂乃果「構造テストは、ソフトウェアの構造が正しいかを確認するテスト。ソースコードカバレッジとか、画面遷移とか、状態遷移とか、そういうやつかな」
ことり「画面遷移だと、リンクをクリックした場合の遷移先を確認する、みたいな機能テストにはならないのかな?」
穂乃果「機能テストでもそういうテストはするけど、それで画面遷移の全パターンを網羅するのは難しいこともあるんだ。遷移に条件が付いてたりとか、いろいろ」
花陽「頑張ればできるけど、構造テストとしてやった方がやりやすいってことかな」
穂乃果「うん。あとはまあ、機能テストでやることに対して網羅性を上げるために構造テストで補うみたいな?」


非機能テスト

穂乃果「非機能テストは、機能じゃないもののテスト。ちょっと花陽ちゃんの話を思い出そっか」

  • 内部品質と外部品質
    • 機能性
    • 信頼性
    • 使用性
    • 効率性
    • 保守性
    • 移植性

穂乃果「機能テストと構造テストでカバーしたのは、機能性の一部だけ。それ以外は、この非機能テストで見ていかないといけないんだ」
ことり「わっ、まだすごくたくさんあるんだ・・・」
穂乃果「ふふふ、ここが最難関なのだよ」

  • 性能テスト
  • ロードテスト
  • ストレステスト
  • ユーザビリティテスト
  • 相互運用性テスト
  • 保守性テスト
  • 信頼性テスト
  • 移植性テスト

ことり「ふえぇ」
花陽「ことりちゃんは許容範囲です」
穂乃果「なんでっ!?」

穂乃果「性能テストは、処理性能を測るテスト。処理時間とか使うメモリ量とか、そういうのかな」

穂乃果「ロードテストとストレステストはまとめて負荷テストって言われることも多いけど、正確には別のもの」
花陽「何が違うの?」
穂乃果「ロードテストは、負荷に耐えられる限界点を探るテストなんだ。負荷の量を増やしながらパフォーマンスを計測していくんだよ」
ことり「穂乃果ちゃんに中一からの英語の問題を出していってどこまで解けるかテストする、と」
穂乃果「う、中三くらいまでは大丈夫だもん・・・たぶん」
花陽「穂乃果ちゃん、それじゃテスト結果NGだよ・・・」
穂乃果「・・・ストレステストは、限界を超えた負荷を加えた状態でのシステムの動作を確認するテスト」
ことり「穂乃果ちゃんに高三の英語の問題を出してもがき苦しむ様子をテストする、と」
穂乃果「やめてえっ!! ってかこのSSのことりちゃんドSだよねっ!?」
花陽「わかるけどメタな発言駄目ですっ!」

穂乃果「ユーザビリティテストは、使いやすさの評価。簡単そうで結構難しいんだよねこれ」
花陽「使いやすさって、人によって感覚が違うからね・・・」
穂乃果「そうそう。それに、システムの仕様とか知ってる人だとそれに引っ張られちゃうから、何も知らない人でいろんな属性の人を集めてきて使ってもらったりするみたい」

穂乃果「相互運用性テストは、えーと、他のシステムとの相互運用性、APIとか、データ形式の互換性とか」
ことり「最近は1つで完結するシステムって少ないもんね」

穂乃果「保守性テストは、変更しやすさのテスト。バグ直したり、バージョンアップで機能追加したり、そういうのが簡単にできるかの評価だよ」
花陽「どうやってテストするんだろう・・・」
穂乃果「レビューとかが多いのかな。設計段階でちゃんと考えられてるか、コードも考慮して書かれているか」

穂乃果「信頼性テストは、長時間稼働とか、何かの処理を何回も何回も実行するとか、そういう場合にもちゃんと動くかのテスト」
ことり「なんかMTBFとかMTTRとかの単語が出てくる系だよね」

穂乃果「移植性テストは、他の環境に持って行って動かすのがどのくらい簡単かのテスト」
花陽「これもどうやるんだろう・・・」
穂乃果「多環境でテストするみたいな話、だと、思う・・・自信ないけど」


変更部分のテスト

穂乃果「最後は変更部分のテスト。これはね、穂乃果たちがバグを見つけるでしょ?で、それを海未ちゃんたちが直すよね?」
ことり「うんうん」
穂乃果「そうしたら、バグがほんとに直ったかを確認するためにもう一回テストするんだ。それが、変更部分のテスト」
花陽「直し間違えることもあるもんね」
穂乃果「そうそう。で、修正したところがちゃんと直ってるかを確認するのが確認テストっていうんだ」
ことり「直ってなかったら、海未ちゃんやり直し!って言えるんだね」
花陽「・・・ことりちゃん、なんか、海未ちゃんに恨みでもあるの?」
ことり「なんのことですか?」
花陽「・・・なんでもないです」
穂乃果「修正したところだけじゃなくて、関連する部分、場合によってはシステム全体を再テストするのが回帰テスト。修正によって他の部分が変になってないかを確認するんだ」


穂乃果「あとは、テストレベルをやれば、具体的なテスト技法に入れるかな」
ことり「穂乃果ちゃん、やってくれるの?ありがとう♡」
花陽「穂乃果ちゃん、流石です」
穂乃果「うえっ!?」
花陽(アイドルにあるまじき声出た・・・)
ことり「穂乃果ちゃんが積極的で、ことりは嬉しいです♪」
穂乃果「あー、その・・・じゃ、じゃあ、やってみようかな、あははははは」
ことり「♪」


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