Part11:ブラックボックステスト4 – ユースケーステスト

ことり「ブラックボックステストの締めくくりはユースケーステスト」

ことり「ユースケーステストは、システムテストや受入テストの段階で使われる、ユーザから見たシステムの動きが期待された通りかを確認するテストなの」
穂乃果「今まではどちらかっていうと、作ってる人目線だったもんね」
ことり「そう。カバレッジを上げるとか、境界値をきちんとテストするとかも大事なんだけど、最終的にユーザが満足しないと意味がない、っていうのは品質特性のところでやったよね」
花陽「それでユーザ目線なんだね」

ことり「ユースケースは要求分析や要件定義の段階で作ることが多いんだけど、だいたいこんな感じかな」


  • ユースケース名
    • ライブ
  • 目的
    • ライブをクリアし、報酬を獲得する
  • アクター
    • プレーヤー
  • 事前条件
    • 対象の曲が解禁されていること
    • 必要なLPが残っていること
  • 基本フロー
    1. プレーヤーは曲と難易度を選択する
    2. プレーヤーはユニットとサポートを選択する
    3. プレーヤーはライブを行う
    4. ライブに成功すると、部員とGを獲得して終了する
  • 代替フロー1
    1. ライブに失敗し、ラブカストーンを1個消費しコンティニューする
    2. 基本フローの3へ
  • 代替フロー2
    1. ライブに失敗し、コンティニューを行わない
    2. 報酬なしで終了する

ことり「例によって厳密じゃないけど、スクフェスでライブする時って大体こんな感じだよね」
穂乃果「ここからテストケースを書き起こせばいいんだね」

ことり「たとえば、基本フローから書き起こすと・・・」


  • 事前条件
    • 「僕らのLIVE 君とのLIFE」の「HARD」を解禁しておくこと
    • LPの残りを12以上にしておくこと
    • 別資料の通りユニット「ことうみ」を編成しておくこと
    • Score、Combo、ClearともにRankSにしておくこと
  • 手順
    1. ゲームを起動する
    2. ライブ画面に遷移する
    3. 「僕らのLIVE 君とのLIFE」の「HARD」を選択する
    4. 事前に編成したユニット「ことうみ」を選択する
    5. サポートで「園田ことり」を選択する
    6. ライブをCombo181(Full Combo)でクリアする
    7. 獲得したGの値を確認する
    8. 獲得した部員を確認する
    9. 獲得した絆ポイントの値を確認する
  • 期待値
    1. 「3000G」であること
    2. 「御堂優理/Pure/Lv.10」「宮下ココ/Smile/Lv.1」「森嶋ななか/Cool/Lv.1」であること
    3. 「38pt」であること

穂乃果「ここまで細かく書くの~?」
ことり「これでも、だいぶずるしちゃってるけどね。細かい数字はフィクションです♪」
花陽「具体的な曲とか数字とかも書くんだね。事前条件も厳しいな」
ことり「ちょっとした状態の違いで結果って変わってくるから。これでも、実はまだ曖昧なんだよ?」
穂乃果「う~む、確かに、考え方は難しくないけど実際に設計すると難しい・・・」
ことり「これが正常系1ルートで、条件を変えて何パターンも作っていかないといけないの。それも闇雲に作っちゃ駄目で、変動要素を漏れなく無駄なくテストしないと」
花陽「たしかに、全曲全難易度全Comboランク全クリアランク・・・とか考えちゃうとすごいことになっちゃうよね」
ことり「そう。だから件数を減らす工夫が必要なのです。曲と難易度の組合せだったら」


難易度
僕らのLIVE 君とのLIFE EASY
友情ノーチェンジ NORMAL
snow halation HARD
もぎゅっと”love”で接近中! EXPERT
夏色えがおで1,2,Jump!! EASY

ことり「こんなふうに、曲と難易度を最低1回はテストする組合せ、みたいなのを作るといいよ」
穂乃果「わかるけど、すごく頭使わない?」
ことり「もちろん♪」
穂乃果「あう・・・」
ことり「もちろん、こういう条件の組合せによるテストはもっと早い段階でやっておくことができるから、結合テストとかでやってるんだったら、ここでは細かくやらなくても大丈夫」
穂乃果「ほっ・・・」
花陽「穂乃果ちゃん、安心するところじゃないよ」
ことり「結合テストの時に考えないといけないってことだよ」
穂乃果「あう・・・もー、結局逃げらんないじゃんかー!」


ことり「これで、ブラックボックステストはおしまいです。次回は設計技法の最後に、探索的テストの話をするね」
ことり「・・・穂乃果ちゃん?花陽ちゃん?」
穂乃果「・・・真姫ちゃんは無理でも」シャンシャン
花陽「・・・せめて山内先生は」シャンシャン
ことり「・・・」
ことり「・・・ファイトだよっ♪」


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