Part1:JavaScriptとは

海未「では初回なので、JavaScriptとはどんな言語なのかについて勉強してみましょう。そのレベルで色々な誤解や混乱があるようですから」
ことり「Javaって言語は聞いたことあるよ」
海未「それが大きな勘違いの元ですね。JavaScriptは21世紀のCOBOLことJavaとは関係のない言語です」
ことり「その例えは、ちょっとひどいんじゃないかな・・・」
海未「ですからJavaについて何か知っていても、その知識をJavaScriptに持ち込もうとしないよう、気を付けてくださいね」
ことり「名前が似てるだけなんだね」
海未「それと、JavaScriptをJavaと呼ぶ人を鈍器で殴って回る人が時々いるので、身を守るためにも混同しないようにしましょう」
ことり「なんか、怖い世界だね・・・」

海未「では改めてJavaScriptについてですが、サイの表紙でおなじみのオブジェクト指向スクリプト言語と呼ばれるものです。オブジェクト指向についてはそのうち出てくるので、ここでは気にしないことにしましょう」
ことり「サイ・・・?」
穂乃果「他の言語と何が違うの?」
海未「比較的小さく軽量なことと、様々な用途に拡張しやすいことが特徴と言えるでしょう」
穂乃果「拡張?」
海未「例えば、ブラウザ上で動くクライアントサイドJavaScriptはWebページの制御などを行えるように拡張されていますし、サーバ上で動くサーバサイドJavaScriptはデータベースやファイル操作などのために拡張されています」
穂乃果「同じ言語・・・なんだよね?」
海未「はい。いずれも同じ文法を使ってプログラムを書くことができます。扱えるライブラリが異なるといえば近いでしょうか」
ことり「ねえ、サイって・・・?」

海未「JavaScriptを実行できる環境には様々なものがあります。WebブラウザでJavaScriptを利用できないものはまずないと思いますし、Node.jsやRhinoといったサーバサイドの実装もあります」
ことり「ブラウザだけあれば勉強できるってことかな?」
海未「そうですね。今回は実装に依存しないコアの部分の説明にしようと思っていますから、新しめのブラウザが一番手軽だと思います」
穂乃果「Edgeなら大丈夫?」
海未「はい。あれは意外と優秀らしいですね。では実際のやり方を、FirefoxとEdgeで見てみましょう」

海未「Firefoxでは、Shift+F4でスクラッチパッドというウインドウが開きますから、そこにコードを入力してCtrl+Rで実行できます。Ctrl+Shift+Jで開くコンソールに出力ができます」

Firefoxのスクラッチパッド

海未「Edgeでは、F12で開発者ツールが開くので、コンソールタブの一番下の入力欄を広げるとコードが書けるようになります。Ctrl+Enterで実行できます」

Edgeの開発者ツール

穂乃果「へえ、普段使ってるブラウザでこんなことできたんだね。知らなかったよ」
海未「ブラウザによって、一部の言語機能が動いたり動かなかったりするので注意は必要ですね」
ことり「それって、どうして?」
海未「JavaScriptは、ECMAScriptという名称で仕様が標準化されています。各ブラウザはその仕様を実装しているのですが、どこまで準拠できているかに違いがあるのです」
穂乃果「えーと、よくわかんない」
海未「同じ譜面を歌うにも穂乃果は単調な譜面で走るしことりは低音が下がりきらないではないですか」
穂乃果「納得」
ことり「得手不得意があるんだね」
海未「今回は、Firefoxを基準に進めたいと思います。ですので、他のブラウザやサーバサイドの実行環境を使っている場合は少し動きが異なるかもしれないので気を付けてください」

海未「では座学はこのくらいにして、次回からは実際にスクリプトを書きながら勉強していきましょう」


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